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ほうれん草の上手な「アク抜き」誰でも簡単にできる方法

2021.4.12

ほうれん草の上手な「アク抜き」誰でも簡単にできる方法

ミソシル編集部

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もう一品何か欲しい時に重宝する、ほうれん草。比較的簡単に栽培できるため、家庭菜園で育てるところから楽しまれる方も多いですね。そんなほうれん草、アク抜きの方法や最適な茹で時間がイマイチ分からなくて困っていませんか?ここでは、ほうれん草の上手なアク抜き方法やゆで方についてご紹介します。

ほうれん草のアク抜きは必要?生食は?

野菜のなかには、生で美味しく食べられるものも沢山あります。ほうれん草はどうでしょうか。熱を通したり、水に浸したりすると大切な栄養が抜けるという話も聞きますが、生でかじるとえぐみを感じます。

結論から言うと、生食用のほうれん草以外は、アク抜きが必要です。アク抜きはほうれん草の下処理の一部であると同時に、ほうれん草の臭みやぬめりを取り、食べやすくしてくれます。

ほうれん草のアクに含まれているのは、主にシュウ酸です。シュウ酸は、カルシウムの吸収を妨げたり、カルシウムと結合し結石などの原因につながったりと、健康に何らかの影響を与える可能性があります。

 

生食できるほうれん草とは

一般的によくイメージされるほうれん草とは別に、サラダほうれん草という名前のものがあるのをご存じですか?やや小ぶりで、全体的に柔らかく、葉っぱは丸みを帯びた形をしているほうれん草です。これは、生のまま食べられるように品種改良されており、サラダやパスタなどにそのまま使えます。

サラダほうれん草とは別に、赤軸ほうれん草というものもあります。茎が赤いのが大きな特徴で、こちらも生で食べられます。彩りを添えたい時に重宝するでしょう。

 

ほうれん草のアク抜きの基本

ほうれん草のアク抜きの方法を見ていきましょう。誰でもできる2つの方法をご紹介しますので、困った時にはぜひ参考にしてみてくださいね。

 

ほうれん草のアク抜き方法①茹でこぼす

一般的によく知られるのが、「茹でこぼし」による方法です。茹でこぼしは、下茹でと呼ばれることもあります。簡単に言うと、材料を茹でて、茹で汁は捨てることを指します。

ほうれん草の場合、茹でる時間が美味しさや栄養分の損失にも関わってくるため、ここは慎重にチェックしておく必要があるでしょう。茹で時間が長すぎると、水に流れやすい栄養が流出してしまいます。

ほうれん草を茹でてアク抜きする方法
①鍋にたくさんのお湯を沸かす

②株の根元に切れ込みを入れ、立てるように根元から茹でる

③根本の部分を10秒、その後全体を約1分茹でる。

④茹でたらすぐに湯を捨て、水に長時間さらさない

▶︎ポイント
必要以上に茹でないこと
必要以上に水にさらさないこと
・できればたっぷりのお湯が入る鍋で行う

・フライパンで代用する際は、ほうれん草を入れたら蓋をして短めに蒸しながら茹でる

電子レンジを使ってアク抜きする

時短したい場合は、電子レンジでアク抜きする方法もあります。方法はとても簡単で、水洗いしたほうれん草をラップで包み、加熱するだけ。時間は600Wで2分が目安です。電子レンジで加熱した後、冷水にさらしてアクをとり、水気を絞ります。

 

ほうれん草の根元は食べられるの?

野菜や果物の中には、取り除く部分にこそたくさんの栄養が含まれているものも多いですよね。ですから、ほうれん草の場合も、多くの人がカットして捨ててしまう根元の赤い部分について気になる人もいるのではないでしょうか。

ほうれん草の根元の部分は、葉よりもはるかに固くえぐみを感じやすいため、茹でた後切り捨ててしまう方がとても多いです。しかし、この赤い根元の部分には、鉄などの栄養が他の部分よりも多く含まれていると言われています。もちろん、食べて害になることはなく、きちんと茹でてアク抜きすれば美味しく食べられます

ただし、根元の部分は土が入り込んで落ちにくいため、念入りに洗う必要があるのは言うまでもありません。水に浸しながら洗った後、葉を一枚ずつ広げながら流水で流すようにするとより安心です。

 

この記事のここがミソ!

・生食用以外のほうれん草は基本アク抜きが必要

・アク抜きの下茹では茹で時間に注意

・ほうれん草の根元の部分も食べられる

今回は、ほうれん草のアク抜きの方法についてご紹介しました。調理にかけられる時間やそのときの状況によって、アク抜きの方法を使い分けると効率的です。

ほうれん草の栄養をできるだけ無駄にしないように、根元の部分まできちんと茹でて味わってみてはいかがでしょうか。

 

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